自伝以外読む気になれない フィクションに白けるようになって伝記ばかり読んでいます

年を取ってフィクションに興味が持てなくなりました 自伝や伝記ばかり読んでるのでその紹介など

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

英音楽界ってものすごい男尊女卑の男社会だよなーと常々思っていて、女性ミュージシャンの訴えを聞く耳があったら「海外デハ日本なんかと違って!」という結論には絶対ならないと思うのですが、勿論誰も聞く耳など持つはずもなく…

アート セックス ミュージック (ele-king books) 作者:コージー ファニ トゥッティ いわゆるラディカルな思考の持ち主で「解放」の支援者である連中には、彼ら自身もわたしの役割(女性としてのそれ)は 洗濯人、料理人、掃除人――COUM活動の中でわたしがこな …

前澤友作さんのお金配りを見て、この小説の事を思い出しました すごくお金があったら自分に何ができるか?という永遠の命題

ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを カート ヴォネガット ジュニア ”聞きたまえ! 億万長者にして浮浪者、財団総裁にしてユートピア夢想家、慈善事業家にしてアル中である、エリオット・ローズウォーター氏の愚かしくも美しい魂の声を。隣人愛に憑…

”「孤独」を自分1人で「解決」するための、たった一つの冴えたやり方”というとても現代的なテーマの短編 今から70年前に書かれたなんて

レイ・ブラッドベリ 夜のコレクトコール 歌おう、感電するほどの喜びを!〔新版〕 (ハヤカワ文庫SF)収録 人類滅亡後ただ一人火星に残った老人に突然かかってきた電話 その電話と言うのが… というのがあらすじです。 学生時代の遠い昔に読んだのですが、その…

ビートルズやらボブディランやら、ロック史のヒーロー達をちょっと俯瞰した位置からずっと見てきた秀才の自伝…と言ったところでしょうか

ポール・サイモン 音楽と人生を語る ロバート・ヒルバーン ポールサイモンは十分に成功してるし、天才には間違いない筈なんですけど、半生をたどっていくとビートルズやらボブディランやら、華のある人達に微妙にひけめを感じ続けたキャリアだったんだなとい…

血沸き肉躍る最高のエンターテイメントなのでBLMの事とかは考えずに読んでほしい

モータウン・ミュージックネルソン ジョージ著早川書房 伝説の音楽レーベル、モータウンの興亡史です ベリーゴーディーの生い立ちを語るために、祖父の代から初めてるところが、モータウンサーガという感じです。(読んでみると祖父の代から始めなくてはなら…

ユーミンだとか岡林信康とかメジャーからマイナーまで様々な現場で叩いてきたドラマーの一代記 日本の音楽史がちょっと俯瞰した不思議な立ち位置でから語られます

僕の音楽物語 1972−2011 名もなきミュージシャンの手帳が語る日本ポップス興亡史 /平野 肇 この本はめちゃくちゃ面白いのでぜひ読んでもらいたいです。 ユーミンのルージュの伝言や吉田拓郎のレコーディングに参加したドラマーの平野さんの自伝です。 平野さ…

「多くのものを生産して世の中に送り出して いる人と、何も生産しないで、ただ消費ばかりしている人間と、どっちが立派な人間か」 という問い どんな風に宮崎さんに響いたのかなと

漫画 君たちはどう生きるか 作者:吉野源三郎,羽賀翔一 宮崎駿さんが気に入った原作ということで読み始めたので、宮崎さんはこの作品のどういうところが気に入ったのかな?と思いながら読んでたんですけど、そしたら ”自分が消費するものよりも、もっと多くの…