自伝以外読む気になれない フィクションに白けるようになって伝記ばかり読んでいます

年を取ってフィクションに興味が持てなくなりました 自伝や伝記ばかり読んでるのでその紹介など

書評(音楽関係以外)

アイルランド人のキャラが濃すぎてげっぷが出ました すごい人達 ボノのことよりむしろノエルの事をちょっと連想しました

アイルランド人が悲惨な境遇を乗り越えて最終的には成功を掴むまでのド根性物語 しかしそのド根性物語は万単位で人が死んでも生き残った1人が成功できたらオッケーというような力技のエンディングだったのでした 万単位で増えて万単位で死に、それでもかろう…

昭和が去っていくのを美しく描いた本 ものすごく特殊な環境にいる人がそれを淡々とそのまま書いてくれるというなかなか得難い奇跡のような1冊だなと

穂高小屋番レスキュー日記 山と渓谷社 宮田八郎 昭和の価値観というのは今では全否定されるばかりですけど、この山小屋のような状況を見ると、少なくとも当時は必然性があったんだなという事がよく判り この書の中では「おにぎり」がエネルギーの象徴として…

前澤友作さんのお金配りを見て、この小説の事を思い出しました すごくお金があったら自分に何ができるか?という永遠の命題

ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを カート ヴォネガット ジュニア ”聞きたまえ! 億万長者にして浮浪者、財団総裁にしてユートピア夢想家、慈善事業家にしてアル中である、エリオット・ローズウォーター氏の愚かしくも美しい魂の声を。隣人愛に憑…

”「孤独」を自分1人で「解決」するための、たった一つの冴えたやり方”というとても現代的なテーマの短編 今から70年前に書かれたなんて

レイ・ブラッドベリ 夜のコレクトコール 歌おう、感電するほどの喜びを!〔新版〕 (ハヤカワ文庫SF)収録 人類滅亡後ただ一人火星に残った老人に突然かかってきた電話 その電話と言うのが… というのがあらすじです。 学生時代の遠い昔に読んだのですが、その…

「多くのものを生産して世の中に送り出して いる人と、何も生産しないで、ただ消費ばかりしている人間と、どっちが立派な人間か」 という問い どんな風に宮崎さんに響いたのかなと

漫画 君たちはどう生きるか 作者:吉野源三郎,羽賀翔一 宮崎駿さんが気に入った原作ということで読み始めたので、宮崎さんはこの作品のどういうところが気に入ったのかな?と思いながら読んでたんですけど、そしたら ”自分が消費するものよりも、もっと多くの…